愛媛県に行ってきた!~ひのや研修旅行日記~ 2日目午前中

【エピローグ】

この日記に入る前に、今回の研修では、お酒の取引先でもあります

愛媛内子の「横田酒店」横田光敏社長様がスケジュールからお店の紹介など手配下さり、

かつ、4日間ご同行して下さいました。

この場を借りてスタッフ一同感謝申し上げます。

 

また、この2日目の研修は愛媛県今治市長様をはじめ、愛媛県今治市役所の職員の方々や

「森のともだち農園」森譲寛様、

「さいさいきて屋」吉田敏彦様、越智友昭様、

「宮窪瀬戸 潮流体験」關洋二様、

山丹正宗「八木酒造部」八木伸樹様、

馬島「グランルークしまなみ」の方々、

 

3日目の研修では、

「道の駅 内子フレッシュパークからり」山口佳一様、二宮治雄様

「酒六酒造株式会社」武知直之様

「㈱しまなみ楽農研究所」菊地義一様

「道の駅 小田の郷せせらぎ」能堂邦弘様

「砥部焼千山」 

「砥部焼窯元ヨシュア工房」竹西辰人様

 

この研修旅行に出発するまでの手続きなどをご協力くださった

愛媛県東京支部職員の方々

皆さまのご協力のもと楽しく、有意義な研修となりましたことも重ねてお礼申し上げます。

 

 

では、日記のはじまりです。

 

【第二日目】

 

1月29日、7:00に女将の故郷今治目指して松山を出発!!

 

まず最初に向かったのは「㈱森のともだち農園」。

こちらは「マコモダケ」と「ブルーベリー」を主に生産している農家さん。

ひのやの懐石でも使わせていただきました。

生産者の森譲寛様が早朝にも関わらず私たちをお出迎えしてくださいました。

 

   

 

ここはまさに女将の実家のすぐ近く、玉川町というところ。

女将もはじめて知ったこの農園。

時期が終わっていたのでマコモダケは刈り取った後でしたが、

栽培方法や、苦労などのお話を聞き、食材を大切に、生産者の思いをお料理に活かそうと皆が改めて実感しました。

 

 

またブルーベリーの栽培も見せていただきました。

良いブルーベリーを育てるには剪定が大切。もちろん1つ1つ手作業。

生産物に対しての熱い想いにみな感動しました。

 

  

 

       

 ブルーベリーの蕾

 

 

余談ですがこちらはキャンプ場も経営。

すぐそばの川の水の綺麗さにまた感動。

是非、ご家族やご友人でキャンプ場を訪れてみてください。

 

    

 

「森のともだち農園」

愛媛県今治市玉川町龍岡上 甲363

https://www.moritomo.com/

https://www.instagram.com/morinotomodachifarm/

 

 

次に向かったのは、

今治市、いや、愛媛県一大きいであろう直売所の「さいさいきて屋」。

この1月に来場者数1500万人を突破しました!

この「さいさい」というのは彩菜と方言の「たびたび」というのを掛けたネーミング。

「たびたび来てね」という意味だそう。

課長さんの吉田敏彦様のご案内のもと店内へ。

さすが品揃えが多いだけあり入口からずらりとみかんの棚、棚、棚。

今とれるありとあらゆる種類のみかんがぎっしり。

 

 

 

さらに進んでいくと今度は新鮮な野菜。

農家さんの名前が袋ごとに貼ってあり、大根ひとつにとっても大きさ、長さ、太さが様々。

農家さんの特徴がよく出ていました。

 

 

さらに奥へ行くと今度はお魚!!

やはり鯛の立派さには圧巻!

 

 

あっその前に。

おばあちゃんたちの手作りの海苔巻き、太巻き、おこわ、おはぎ。

それぞれこちらも生産者の名前付き。

お目当ての生産者の商品を目指して地元の方は買いに来るとか。

 

 

一通り見学した後は、営業前の隣接している食堂「彩菜食堂」へ。

朝食を特別にご用意してくださいました。

申し伝えましたが、この「さいさいきて屋」さんからは今治市役所の職員の方2名が同行して下さいました。

ありがとうございました。

さて、この食堂で用意されていたのは直売所で販売していたお野菜やお魚を使った朝食。

 

  

 

ここでは統括店長でいらっしゃる越智友昭様がご説明してくださいました。

全てが新鮮でおいしい!

「しゃくしな」の煮浸しもサラダもお刺身も。

特にサラダにかけるみかんドレッシング!!

ノンオイルのこのドレッシング、名前の通りみかんの味。

程よい酸味もあり、いくらでも野菜が食べられちゃう。

我々みんなお土産に大量に購入してしまいました。

最後にデザートとしていただいたのが「媛小春」。

まずこのネーミングにきゅんときてしまいますよね。

名前以上にこのおいしさ。甘い中にも程よい酸味、種があるのも何とも言えず。

これは清見と黄金柑を掛け合わせたみかんです。

あまりのおいしさにこれまた大量購入!

現在、仕入れられた日にはひのやの懐石のデザートとしてもお出ししております。

是非食べにいらしてください。

 

 

お腹が満たされた後は、お土産タイム。

みんなでカゴいっぱいお買い物しました!

敷地内のカフェ「SAISAICAFE」さんには可愛いいちごのスイーツがたくさん!

いちごの大きさにもびっくりしました。

このいちご

東京のとある有名店では

数倍のお値段で販売されているとかいないとか。。。

 

 

最後は吉田様と記念撮影!

 

半日では足りない「さいさいきて屋」

皆さんもぜひ さいさい来てや‼

 

「さいさいきて屋」

愛媛県今治市中寺279−1

https://www.ja-ochiima.or.jp/business/saisaikiteya/saisaikiteya/

https://www.instagram.com/saisaikiteya/

 

 

さあ次はというと しまなみ海道を渡り宮窪漁港のある大島へ。

女将一押しのこのしまなみ海道は日本で初めて海峡を横断できるサイクリングロードがあり、

サイクリストの聖地でもあります。

今回は時間の関係で自動車で今治から大島までのひと区間でかでしたが、皆橋の上から眺める景色に大はしゃぎ!

天気もよく海に島々が浮かんでいるのが可愛い~と

 

 

そんな絶景を見ながら着いたのは宮窪漁港。。

 

 

到着するや否や案内されたのは船の中。

ライフジャケットを着ると船が動き出し。あれよあれよという間に渦の近くに。

 

 

大島と伯方島の間を流れる潮流体験。知らずに乗り込んだ社員たち、驚きと興奮とでこれまた大はしゃぎ‼

船頭さんさんが何度も能島(天然の要塞であり 国指定史跡)の渦の近くに舟を寄せてくださるので、渦の迫力を目の当たりに。。

さらにエンジンを止めて自然に渦に流される体験も。自然のアトラクションに大の大人たちが童心に返ったひと時でした。

 

   

 

少し説明させていただきますとこの海域は古来より瀬戸内海を往来する船にとって「最大の難所」と言われているところです。

中でも能島の周囲は10ノット(時速18キロ)にもなる潮流が渦巻き時には船を飲み込んでしまうほどの地域。

戦国時代村上水軍が水先案内人として活躍した場所でもあります。

ひのやでは仕入が可能なときにはこの潮流で育った「10ノット鯛(テンノット鯛)」をお出ししたり

また村上水軍の戦勝料理である

「宝楽焼き」をひのやの看板料理としてお出ししております。

 

  

 

  

 

   

 

 

 

 

 写真前列右端の方が、この研修を一緒にプランニング下さり

 同行して下さった横田酒店社長の横田様です

 当店主催の日本酒の会でお会いできます!

 後列左端の方は漁協組合の船頭さん

 お休みの日にもかかわらず案内ありがとうございました。

               

ひのやのインスタグラムの方では渦潮の様子のわかる動画も載せていますので

そちらもご覧になってみてくださいね!!

https://www.instagram.com/hinoya_toritsudai/

 

 さて興奮冷めやらぬままに案内されたのはこの漁港に隣接された食堂。

こちらで昼食をいただきました。漁協組合の皆様がお休みの中我々のために用意して下さったお料理は

見たこともないくらいの立派な魚!魚!魚!

10ノットの激流にもまれて育った身の引き締まったお造りでした。

特に、あこうの美味しいこと!!

東京ではハタとよばれる魚。

 

  

 

  

 

宮窪瀬戸の海底で寝かせていた日本酒とワインも頂きました。

水深17メートル、光の届かない一定水温を保つ海中はお酒を熟成させるのに好条件だそう。

瓶には貝が付いていてびっくり!

ネットでもお取り寄せ可能ですので是非一度ご賞味ください。

お忙しい中關洋二様もご挨拶にいらしてくださいました。

早速2月24日に愛媛県食の大使館認定記念イベントの懐石で、

宮窪漁港さんから空輸で取り寄せたお魚をお出しさせていただき、

ご好評いただいております。

 

 

  

 

  

 

 

宮窪漁港

愛媛県今治市宮窪町宮窪1293-2(能島水軍 桟橋)

http://www.noshima.jp/choryu

 

 

 

 

日本料理 ひのや